☆ナギナタガヤの特性☆
夏、ナギナタガヤは、枯れて農園地を覆いかぶさって、1面、わらを敷き詰めたようになります。これによって、水の管理(雨が降って水の保水力やそれ以上の水量は排除して調整する役目)を行って、1種のマルチ作業の役割を果たします。
ナギナタガヤの表面を踏むと、まるでスポンジの上を歩いているようにフワフワします。これは、ナギナタガヤが腐食し、繊維が綿状になり、そのかたまりがスポンジのようになるからです。さらに、これによって水分を含み、1週間ほど晴天が続いても、農園地の土壌は少し湿気を保つ状態になっています。
またナギナタガヤの根には、VA菌がありこれが根の発育をよくしています。そして、さらに腐食していくとナギナタガヤは、細かく分解し、良い土壌を作ります。
写真を見てもらえば分かりますが、最初の土壌の様子は、下の写真のようにざらざらとした砂地の土で、ナギナタガヤの草生栽培をする前は、もともとこの状態でした。
それが、ナギナタガヤの草生栽培をして以降は、4〜5年で下の写真のように有機質土壌になりました。また、今までの土壌ではあまりいなかったミミズがたくさん生息するようにもなりました。
写真を見て、もともとの砂地みたいな土壌が有機質を含んだ土壌になっているのを見ると疑いたくもなりますが、事実です。また、この栽培をするようになってから、肥料の量も減りました。
今後、ナギナタガヤの特性について随時報告していきますのでご期待ください。
草生栽培ナギナタガヤの広場
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