開墾・開埴編/其の二
樹木や雑草を伐採した後の土地は、非常に肥沃を含んだ良い土壌になっていますが、その反面、崖のように傾斜角のキツイ土地でしかも、脆く崩れ易い土壌でもあります。
そこで、まず最初にすることは、この傾斜角のキツイ土壌に足場となるものを造る、ということになります。
岡野農園では、まず、足場となる役目のリュウノヒゲを植えていきます。
リュウノヒゲが繁殖している畑から分家となるリュウノヒゲを掘り起こしそれを開墾した畑に植えていきます。
しかし、開墾した土地はいくら刈り取った樹木や雑草が腐食しているとはいえ、足場は悪くおまけに雑草のツルが地上を覆い被さって耕すのを拒んでいるようでなかなかの重労働です。
耕した土壌に、取ってきたリュウノヒゲの固まりを手ごろな株に取り分けて、それを耕した土壌に置きます。
そして、土を被せその上を踏み固めます。その作業を地道に繰り返し、傾斜角や土壌の状態によってある程度平行に耕してリュウノヒゲを植えていきます。
このリュウノヒゲが繁殖していけば、その部分は固着して足場としての役目が出来て、いずれは、段々畑の役目をし、傾斜角のキツイ土地でも農園地として十分使えます。
今後も続けて、開墾編を掲載していきますのでどうぞお楽しみに。
この「栽培日記」のコーナーでは、ミカンづくりについて、いろいろな形で近況を報告しますので楽しみにしていてください。
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