●岡野農園の場所●
●岡野農園の取り組み●
●岡野農園の仕事人●
●仕事人の考え●
●岡野農園からのご案内とご挨拶●


●岡野農園の場所●


 岡野農園は、自然環境に恵まれた瀬戸内海の小さな島にあります。

 この島は、愛媛県と山口県と広島県のちょうど境目にあたりにあり、島の名前は「怒和(ぬわ)島」といいます。

 怒和島は、農業と漁業の盛んな愛媛県温泉郡中島町(現在は合併して松山市)に位置し、この地域は、愛媛県でも有数なミカン産地として知られており、全国的にも優秀なミカンを産出しているところです。

 その中でも岡野農園は、特に立地条件の良い場所でミカン作りを行ない、常にトップクラスの技術を維持しながら栽培をしています。


●岡野農園の取り組み●


 私たちは、まずカラタチの種をまき、ある程度育ってから、いろいろな品種のミカンのほ木(ミカンの芽)をカラタチの木に高接ぎ(ミカンに移植)し、その苗をある程度の大きさになってから山へ定植をします(この作業説明は「栽培日記」のページにあります)

 そして、ミカンの木が大きくなると、発育をよくするために剪定(ミカンの枝を切り、木全体に日光が当たるようにし光合成を促進させる)をし、古くなった木は、伐採し、また新しい苗木を開植していきます。

 大まかに言えば単純なことですが、この一連の作業を実際にしていくと大変な労働になります。いま現在この栽培行程に取り組んでいるミカン農家は、数少ないと思います。

 私たちは、こうした一連の作業を通じて、単にミカン作りだけでなく、生産者である以上は、皆様に、安全でおいしいミカンをお届けする義務があると思い、地球環境に優しい農業を目指し続けながら、日々努力しています。

 その中には、ナギナタガヤの草生栽培(右写真)があり、全国の果樹園から注目の的にもなっています。地球環境に優しい農業の形として、除草剤を使わず、なおかつミカンの木にも、また農園の土壌にも好影響をおよぼすナギナタガヤによる草生栽培を10年の歳月をかけて確立することができました(ナギナタガヤについては「草生栽培ナギナタガヤの広場」のページを参照ください)

●岡野農園の仕事人●


 岡野農園の仕事人は、岡野勲と岡野キヨ子夫婦に、1999年から後継者の岡野光浩が加わり、現在は3人体制です。

 岡野勲と岡野キヨ子の夫唱婦随のミカン作りは40年のキャリアを積み上げ、伊予柑生選別生産者表彰立ち木品評会表彰・伊予柑農園に対する農林水産大臣賞青果連会長賞(優秀生産者賞)・愛媛県知事賞(優秀生産者賞)なども頂きました。

 また、私たちの仕事に注目した出版社から、1999年9月には『草(ナギナタガヤ)からの革命』(ローカル通信舎)が出版されたり、『現代農業』(農文協)でナギナタガヤによる草生栽培が紹介されるなど、最近は、ナギナタガヤへの関心が高まっております。そして、私たちのもとに、これらの書籍や雑誌の発刊以来、現在に至るまで多くの励ましの言葉をはじめ、見学研修依頼など、さまざまな形での反響が寄せられています。

 私たちは、こうした多くの出会いや味わいのある縁を得て、ますます好奇心も膨らみ、これまで以上にチャレンジ精神を発揮して、地球に優しいミカン作りを続ける思いを強くしております。

●仕事人の考え●

 からだに優しい安全なものを食べることや、無農薬栽培の農産物を求める動きが活発になっています。
 私たち岡野農園では、ナギナタガヤによる草生栽培により、雑草の駆除作業が大幅に軽減されると共に、農薬のなかでも最も危険なもののひとつに数えられる除草剤を使わない農業の形が確立でき、無農薬栽培を目指して日々努力をしています。

 しかし、ミカンの木が元気でなければ良いミカンができないため、ミカンの木が病気にならないように「予防剤」として必要最小限の農薬は使っています。「農薬」と聞けば、条件反射的に眉をひそめるのが時流のようでもありますが、私たちが使う予防剤としての農薬は、自然界にあるものを化学的に作られた農薬の代わりに使うというものが主で、工夫した形での必要最小限の農薬使用は、ミカンの木をより健康にするための取り組みだと認識しています。

 私たちの農業の姿や考え方は『草(ナギナタガヤ)からの革命』(ローカル通信舎刊/中本貴之・裕子著)で詳細にルポされていますのでご一読くだされば幸甚に存じます。当方にも若干の在庫がありますので、購読希望のかたは、メールにてお申し込みください

●岡野農園からのご案内とご挨拶●

 ミカン販売につきましては、いつも多くの方がたのご協力をいただき、誠にありがとうございます。ここに、謹んで御礼を申し上げます。
 私ども岡野農園は、みなさまのご厚情に深く感謝しながら、常に、安全でより上質なミカンをみなさまにお届けするべく、日々精進し、一連の作業を続けております。2000年から産地直送を開始し、まだ不慣れな点も多々あり、不手際やいたらぬ点も目につくかと存じますが、これからも誠心誠意、努力を積み重ねる所存です。何卒、すえ長いおつきあい、およびご利用・ご指導・ご批評・ご指摘を重ねてお願い申し上げます。


それぞれのミカンは太陽と潮風と大地の恵みを享受し、スクスクと育っております。11月からの温州みかんを皮切りに、愛媛果試第28号(紅マドンナ)、伊予柑、はれひめ、天草、はるか、はるみ、せとか、タロッコ、不知火(デコポン)、カラマンダリ(ナツミ)、レモンなど、多彩に取り揃えて5月まで収穫や出荷を行なっております。
また近年では、当園のミカン原材料100%を使用した無添加で純しぼりの「岡野農園特製オリジナルジュース」の加工販売も実施しております。

このホームページでは、みなさまに岡野農園の自信作『ザ・ミカン』をお届けするべく「ナギナタガヤ草生栽培・岡野農園のミカン産地直送コーナー」を開設してみなさまからのご注文を承っておりますので、どうぞご利用くださいませ。

作業内容などは「栽培日記」として、ナギナタガヤについては「草生栽培ナギナタガヤの広場」として、このホームページで随時報告しておりますので、どうぞご観覧ください。

(岡野農園一同)


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